仕事もオフの時もアクセサリーは体の一部のように自然に…
オルタンス・ラボリ…カトリーヌ・フロ
簡単なあらすじ
オルタンスはフランスの片田舎で小さなレストランを経営していた。そんな彼女にフランス大統領専属のプライベート・シェフの依頼が入った。ミッテラン大統領直々の指名だった。エリゼ宮厨房の官邸料理人たちの羨望の中で、オルタンスは才能ある若い料理人とふたりで、孤立状態になりながらも、彼女の情熱をかけた数々の奥深いフランス料理を作り、官邸料理人たちを刺激し、そしてミッテラン大統領をも彼女の料理のとりこになっていく…。
参照 映画 大統領の料理人
大統領官邸の料理人たちの厳しい男社会の中で、オルタンスは信念を曲げず、自分のやり方で料理を作り続けていく。突然の料理の内容変更、時間の変更などゆとりをもって料理することなどできないにも関わらず、彼女はいつも全力でやり遂げようとする。でも彼女はいつも凛としている。忙しかったら楽な服装でいいかもしれない。彼女の料理を食べる人には見られないから化粧もしなくてもいいかもしれない。しかし彼女はまずは自分を律している。どんなシーンもエレガントさを忘れていない。彼女の戦闘服かもしれないし、料理に対する尊敬の念を現わしているのかもと最初は思ってしまった。最初はそう思ったのですが、そうしているのではなく身に付けてしまったものなんだなと気付いたのです。
参照 映画 大統領の料理人
特にネックレスの付け方が素敵だ。大ぶりなのに派手に見えない。大ぶりなネックレスをひきたてるようにピアスは小ぶりなものを選んでいる。彼女は料理をする時の体力を落とさないように、ジョギングする時もネックレスもつけたままで出かける。付けているのを忘れているのかもしれないが…。
そして足元はパンプスを履いているシーンが多かった。個人的には仕事でもほとんどヒールのある靴を履いているので惹かれる。しかし、これはちょっと体には現実厳しいのではないかと思ったが、足の骨の一部を疲労骨折を起こしているシーンもあったので納得だった。リアルに描いているなぁと。ヒールでも中ヒール、ウエッジ、ショートブーツと足を労わる履き方がベストですが、これは映画の世界ですから少々無理しても仕方ないかもしれません(汗)
全体的に淡々とした流れではありますが私はとっても惹きこまれて観てしまいました。ああー彼女みたいに自分らしく体の一部のようにアクセサリーを身に付けられるようにいつかなりたいなぁと。つけなきゃいけないではなく、つけたいからつける、みたいな気持ちで。
どうぞお時間あれば観てみてくださいね♪