ダイアンキートンの魅力満載の映画、ウッディアレンが開花させる。
簡単なあらすじ
アニーホール…ダイアンキートン
製作は1977年、場所はニューヨーク。
離婚歴をもつうだつの上がらない中年のコメディアン、アルビー(ウディ・アレン)は、アニーと知り合う。理屈っぽいアルビーと明るく人懐こいアニーは口論や喧嘩を繰り返すも、お互いに自分にないものを持つところに惹かれ認め合い、同棲生活を続けていた。
しかしお互いの求める部分の相違から、一緒には暮らせなくなる。アニーは歌手として実力を認めてくれるトニー(ポールサイモン)のもとへ旅立っていく。
別れてもアニーに未練が残るアルビーはロサンジェルスまで彼女に会いに行くが・・・
感想
つきつめて観てしまうと、ちょっと疲れるかもしれない(汗)。でもこんなに惹かれあう男と女が口論して喧嘩してまたお互いを認めて、仲直りしながら生活するのもいいのもだと思ってしまう。話してみないとわからないし、お互いの本音は分かり得ない。でも自分の要求だけを押し通してしまうと一緒にいるにはどちらかが我慢しなければならない。それは無理が生じる。
ちょっとストーリーだけを考えると難しそうなのですが、アニーの生き方、ファッションとアルビーの皮肉とユーモアの入り混じった絶妙の語り口が自由で新鮮なおしゃれ感をプラスして、大人の余裕の映画に仕上げているように思う。
マニッシュをきちんと着る。そこからフェミニンが生まれる。
参照 映画 アニーホール
アニー・ホール・ルックと呼ばれて、その当時大流行となったマニッシュな着こなしが今もなおトレンドのひとつとなっている。アニーの着こなしは、メンズライクなアイテムをきちんと着ることによって、さらにアニーの女性らしさ、フェミニンさが高まっている。難しくもなく普通にきちんと着ている。
参照 映画 アニーホール
ベストやジレの取り入れ方も素敵です。他にもシンプルなカットソーにフィット感のあるベストを合わせたりと、トップスを小さめに着て、ボトムはメンズタイプのボリュームのあるタック入りのパンツやバギーパンツを合わせ、スタイルのいい絶妙なバランスを作っている。
70年代ファッションをどう楽しんだらいいのかを教えてくれる
参照 映画 アニーホール
ファッション雑誌やネットから教えてくれる70年代ファッションの傾向を、普段のおしゃれにどう取り入れたらいいのか、自分らしくどう取り入れたらいいのかしらと思う時に、ヒントになるコーディネイトや色の組み合わせが随所に観ることが出来ます。
参照 映画 アニーホール
ラストシーンも大好きでした。
どうぞお時間ある時に観てみてくださいね。