着る場面をイメージしてコートを買いに行こう!
コートは製作するにも生地をたくさん使い、高価な素材を使うとその分コストもかかり価格が高いものが多いので、お客さまにとっても選ぶ時は慎重になりますね。
私もお客さまがコートを選ばれる時は、ワードロープにどんなコートを持っているかを必ずお聞きするようにしています。
例えば、今回はデザインが変わったコートが欲しかったのに、選んでいるうちに迷ってしまい、大人しい無難なコートを買ってしまった。これはもう既に持っているデザインと同じだった。長く着れるからいいけど、新しいおしゃれが出来るというワクワク感はないなぁと、ちょっと残念な気分にならないように、選ぶ前に少し、ワードロープのチェックをしてみましょう。
いろんなシチュエーションに合う、着用回数が多いタイプ
仕事、よく行く買い物、お稽古ごと、子どもの学校関係の行事
着用回数が多いコートのデザインは、これがいいですよとは、おすすめすることはおしゃれMs.は出来るだけしないようにしています。
着る目的が、防寒対策だけでしたら別ですが、防寒対策と自分のおしゃれを一緒に取り入れたいと思っている時には、デザイン、色に関しては、最初の印象や、好みをまずは大切に選んでください。
その次に、ちょっと覚えていてほしいのが、素材です。いつ着ても傷みのないきれいな状態で着たいですよね。
素材の選びはポイントは、バックなどを持った時に、毛足の長いものや、摩擦ですぐに毛玉が出来そうな柔らかい素材、引っかかりやすい素材のものは、素材自体はおしゃれ感があっていいのですが、着用回数が多いときには素材が傷みやすいので、選ぶ時には注意しましょう。
おしゃれ重視タイプ
おしゃれしてのおでかけ、旅行
色や素材にも、普段使いのものよりもぐっと凝ってみてもいいですね!
着用回数もそんなに多くなければ、きれいな色目や粗めのツィードや柔らかなカシミヤ素材も素敵です。
冠婚葬祭タイプ(フォーマル対応)
お葬式、結婚式、入学式・卒業式
色は黒が万能です。気を付けたいのは、光沢感のあるキラキラとしたボタンが付いているとお葬式にはちょっと不向きですね。次に紺やグレー系も便利です。
黒のきちんと感があるコートもコーディネイトの仕方で、カジュアルにも着こなせますので、フォーマルだけにしておくのはもったいないですね!
コートは、この3タイプを持っていると、いろんな生活の状況に対応できてとても便利です。買い足すときも、本当に今必要なのはどのタイプか、ちょっと見直してみましょう。
いろんなシチュエーションに合わせやすい、着る回数が多いタイプを買い足そうと決めて買い物に行った時、おしゃれ重視タイプと迷ってしまったら、ちょっと落ち着いて思い出してみましょう、どちらが欲しかったのかを。
そうすると、買ってもすぐに着れて、クローゼットの中で長く出番を待つこともありません。
コートもストール、スヌードや帽子、手袋などのファッション小物次第でイメージもかなり変わり、防寒着という目的以外にもおしゃれに楽しめるアイテムですので、デザインはシンプルなものを買っておいても大丈夫です。