忙しさが勝つと、服だけに頼ってしまいますね。
仕事や家事、育児に追われていると、おしゃれしたいと思っていても、なかなか、おしゃれにあてる時間がなくて、とりあえず、おしゃれな服、トレンドの服を着ていれば、いいんじゃないかなと思ってしまいます。ずっと私もそう思っておりました。
本当は服を賛美することを伝えなければいけない筆者が、またまた脱線してしまうかもしれませんが、ファッションの仕事をずっとさせていただいていて思うことは、服だけではおしゃれに出来ないんだなぁということでした。
毎日、仕事に行く前に鏡の前でチェックする自分に、ある日、同じ服着ているのになんだか今日はきまらないなぁ、疲れてるのかなと自信なくしてしまう時があります。
いろんな日常の出来事があって、そういういろんな状況の中で、今日の自分が毎日同じように元気に明るく、おしゃれにも気を使っていられるかなんて無理ですよね。
はっとする明るさや輝きを持っていたい
どんなにハイブランドを纏っていても、なぜかはっとするような明るさや輝きがない時があります。ある時は、シンプルなコーディネイトで、闊歩している人をカッコいいなぁと目で追ってしまうことがあります。
どんな服を着ていても、カッコいいんだよなという方たちがいらっしゃいます。そんな方々の共通するところがあるのです。
ひとつめは、姿勢がいいこと。
この姿勢がだいじなことは、おしゃれMs.でも以前ほんの少しご紹介しました。
なかなか、自分では姿勢がいいかどうかわからないですし、背中曲がってるよと言われて、直そうとしてもいつもの歩く習慣を直すことは難しいかもしれません。でもこれは時間かかっても直していきたいですね。
ほんとにいろんなやり方があると思いますが、天井から頭のてっぺんにひもが付いてるとイメージしてみる。というのが私は一番分かり易かったです。
若いうちは、少々猫背でも目立たないような気がしますが、年齢を重ねるにつれて、この姿勢の良さは着こなしに大きく影響してくると思いますので、少しずつでもいいので、気にしながら背筋を伸ばすことをやってみてください。
ふたつめは足元です。
ヒールの低い靴、ローファー、スニーカーはとっても履きやすくて歩きやすく、足腰にも負担が少なくて、大活躍ですね。
しかし、服のコーディネイトはバッチリでも、その服に合わせた足元が、時々歩きやすさを最優先させてしまってる時が私もあります。
靴のデザインの種類はたくさん持つ必要はないと思いますが、持っている靴の中で、一番履きやすくてきれいに見える靴がもしもあったら、その靴のデザインは自分の定番の靴として、買い足していいと思います。トレンドじゃなくても大丈夫です。
私は仕事が立ち仕事ということで疲れにくさと、身長の面でもう少し高さが欲しいので、中ヒールのショートブーツは欠かせず、いろんなデザインをこなしてくれるので、たとえその時のトレンドでなくてもよく履き、毎年シーズンごとに買い替えます。
それと、靴と足首の関係がとっても大事なことです。足元をすっきりみせることは、全体のスタイルアップにつながります。
三つめは髪のお手入れです。
髪のお手入れは、ほんとに忙しい時期には大変なことだと思います。仕事や家事や育児に追われている方は特にそうだと思います。後回し後回しになるのではないでしょうか。私もそうだったので一番最後に書いたのですが、気に留めていただくだけでもいいと思います。
元気に明るくおしゃれさをアップさせてくれる表情を作ってくれるのが、髪の艶。髪型でもなく、髪の色でもない、そう感じます。何を着てても明るく感じます。
私がいつも悩んでいるのが、自分の髪が細くて切れやすくて、乾燥しやすく、まとまりにくいこと。艶と頭頂部と分け目のふんわり感を出すのが一苦労です(汗)
でも、髪のお手入れはいろいろな方法がありますが、諦めずに頑張っていますのが、乾かし方です。これが一番艶とふんわり感に差が出ます。仕事で疲れて、鏡も見ないで適当に乾かした翌日の髪の質は、寝ぐせがついていたり、パサパサしていたり、はね毛が全体に出て最悪です(笑)
一例として、ストレートヘアの筆者が今まで経験してきて中で大事なことと感じのは、髪を洗ったら、水分を出来るだけタオルで取ってあげて、出来るだけ早く乾かすこと。キューティクルを閉じてあげるように、最後の仕上げで上の方から髪先にかけて、ドライヤーを45度の角度でかけてあげること。分け目や頭頂部はいつもの位置を変えながら、同じ分け目にかけ続けないようにかけてあげること。昨今は優れたヘアケア商品がありますので、ご自分の髪質に合わせて髪のお手入れに取り組んでいけたらいいですね。
専門家でもない私がこれまで書いたことは、お世話になっている美容師さんたちのアドバイスの賜です。
上の記事にも少し載せています。ちょっと参考になればと思います。
おしゃれもバランスがだいじですね。
おしゃれもほんとにそうだと思います。服だけに気を使っていくのではなく、姿勢、足元、髪のコンディション、お肌の調子、メイクの仕方などいろんなことがプラスになって、おしゃれになれる、そう思います。
すべてを全部バランス良く出来るようにするなんて思いませんが、おしゃれって、服だけじゃないんだな、自分のプラスになるように、出来ることから少しずつ、楽しんでやっていけたらと思っていただけたら幸いです。